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サンテック・ディスプレイ株式会社

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動作方法の例 キャラクタタイプLCDモジュール「DM1602A」

PICを使ってキャラクタタイプLCDモジュールを操作してみる (1)
  • 準備(ハード)
    PIC: PIC16F84-10/P
    水晶発信機: 10MHz
    セラミックコンデンサー: 20pF
    LCD表示器: DM1602A-D-YSNFD(但しバックライトは今回使用せず:反射型として使用)
    電源: 5VDC

    PICライタ
    DOS/Vパソコン
 表示写真
 回路図
DM1602Aの回路図

コントラスト調整端子Voは可変抵抗を入れて最適コントラストになるように入力電圧を調整するのですが、今回は面倒臭いのでGNDへ(これでも十分にコントラストが確保できます)

 ソフトウエア解説

DM1602Aは4ビット長と8ビット長の2通りのインターフェイスに対応しています。
PICの入出力端子を有効に利用するには4ビット長方式が有利なのですが、今回はLCDモジュール以外の入出力は考えていないので、理解しやすい8ビット長方式で行いました。

このLCDモジュールを制御するのはE、R/W、RSの3本の制御信号だけです。この3本の制御信号でDB0〜DB7の入出力データを入出力させるのです。
また、入出力データだけではなく、インストラクションコード(コントロールコマンド)も制御します。

RS R/W  機能
0 0

インストラクションコードをPIC→LCDモジュールへ書き込み

1 0

表示、文字データをPIC→LCDモジュールへ書き込み

0 1

BUSY信号をLCDモジュール→PICへ読み出し

1
1

表示、文字データをLCDモジュール→PICへ読み出し



E:動作起動信号です。
書き込み時の波形タイミング 読み込み時の波形タイミング


これらの波形のタイミングは図の下の波形が内側に来るようにすればOKです。
今回のプログラムでは各波形をON,OFFさせてもサイクル時間400ns(=4/10MHz)になり、十分220ns以上になります。よって、波形(コマンド)を入力させる順序さえ守ればよいことになります。

むしろ初期処理が面倒です。以下の手順を示します。


1. 電源ON

2. 15ms以上待機

3. 8ビット長のインターフェイスの選択

(実際の例では30HをPIC→LCDに書き込み)

4. 4.1ms以上待機

5. ファンクションセット

(実際の例では30HをPIC→LCDに書き込み)

6. 0.1ms以上待機

7. ファンクションセット

(実際の例では30HをPIC→LCDに書き込み)


8. ファンクションセット(DL=1→8ビットインターフェイス)

(実際の例では38HをPIC→LCDに書き込み)


9. Display off


10. Clear All Display and return cursor to home position


11. Entry mode set

※Symbolの説明は仕様書を参照してください。今回はI/D=0、S=0に設定しています。 (S=1にすると左方向に文字が流れてスクロールします。) がんばって、コード入力しましょう。

表示動作としては

  • 1行目:“Hello! I'm a LCD(16文字)
  • 2行目:“Santech co.,ltd.(14文字)を一文字飛ばしながら表示


で実に簡単です。ただ、注意点はDDRAMアドレスが1行目と2行目で飛んでいるということです。

DISPLAY CHARACTER ADDRESS CODE
DISPLAY POSITION 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
DDRAM
ADDRESS
LINE1 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F

LINE2

40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4A 4B 4C 4D 4E 4F
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